2010年05月18日

南方熊楠の新発見書簡 4年かけ刊行 混迷の現代、思想先取り(産経新聞)

 平成16年に京都・高山寺で発見され、南方熊楠(みなかた・くまぐす)の前半生を知る上で「一級の史料」と話題になった高僧・土宜法龍(どぎ・ほうりゅう)あての書簡集が出版された。難解な文章を読み解き、注釈などをつけるのに4年あまり。出版した藤原書店の藤原良雄社長は「熊楠は近代日本が生んだ大天才。その思想を知らしめる使命感に後押しされた」と明かす。(喜多由浩)

 出版されたのは『高山寺蔵 南方熊楠書翰 土宜法龍宛 1893−1922』(奥山直司、雲藤等、神田英昭編、9240円)。高野山管長や高山寺住職を務め、熊楠が最も信頼したといわれる土宜あての書簡43通が、編者によって、読み解かれている。

 書簡には熊楠の世界観を示した有名な「南方曼陀羅(まんだら)」のモデルとされる図や、ユダヤ教の思想に触れたくだりなどが含まれ、高山寺にあった土宜のトランクから発見されたときは、「これまであまり知られていなかった熊楠の前半生を浮き彫りにする極めて貴重な資料」と、研究者を興奮させた。

 藤原さんは、1970年代に熊楠の業績を再発見したといわれる社会学者の故・鶴見和子さん(平成18年没)と親交があり、書簡集の出版を強く勧められた。「鶴見さんは(書簡発見の)2年後に亡くなったが、この出版は“遺言”とも言える仕事になった」と打ち明ける。

 それに加えて、藤原さんの背中を押したのは、熊楠への強い思いだ。特に熊楠が「南方曼陀羅」などで示した思想は、混迷する現代の世界の諸課題を解決するキーワードになりうる、とみている。「一極集中ではなく、異なる文化を認め合う考え方や、エコロジー思想についても熊楠は先取りしていた」という。

 本書は完成まで4年あまりの時間を要した。

 「正伝 後藤新平」(全8巻)のときは8年がかり。大量出版、スピード化の時代にあっては異色。世界中で急速に浸透している書籍の電子化には目もくれない。「良い本を作れば必ず売れる」という信念が支えだ。

 「確かに電子化の流れは止められない。文庫や新書など、大量出版されるものはどんどん取って代わられるだろう。ただ私はその方向にはいかない。電子化の時代にも“生き残る”本を作るだけだ」と話す。

 むしろ、出版界の危機は「編集者不在」にあるという。多くの点数(本)を早く出すことに重きを置く傾向が強まるにつれ、編集者は時間に追われ、「良質の本」を作るという思いは置き去りにされてゆく…。果たして今回の出版は「現状」へのアンチテーゼとなるのだろうか。

                   ◇

【プロフィル】南方熊楠

 みなかた・くまぐす 1867(慶応3)年、和歌山生まれ。「知の巨人」と呼ばれ、研究対象は博物学、民俗学、環境問題、宗教など極めて幅広い。真言僧・土宜法龍とは渡英中に出会い、書簡の交換を開始。約30年にわたり交流を続けた。1941(昭和16)年、死去。

小沢氏、証人喚問出席「考えておりません」(産経新聞)
御柱祭 柱から落ち2人死亡 長野・諏訪大社(毎日新聞)
実弟に成り済ました男逮捕 郵便局から融資金詐取 (産経新聞)
<小掛照二さん>東京で葬儀 陸上関係者ら約400人参列(毎日新聞)
警官を車で引きずり逃走 殺人未遂などで捜査 警視庁(産経新聞)
posted by フナバシ カズト at 18:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月11日

首相が沖縄訪問 「負担を分かち合うという気持ちを」(産経新聞)

【鳩山首相ぶら下がりインタビュー】(4日昼)

 −−総理は先ほど仲井真知事との会談の中ですべての基地を県外に移すのは難しいと話をした。ということは、県内で新たな移設先を模索するということか?あわせて、知事との会談の前に非公式な面談もあったとうかがっているが、その中で知事に対して具体的な案を示したのか?

 「きょうは沖縄におじゃまをして、まず、基本的な私の考えは、きょうも今、シュプレヒコール、やっていますけれども、沖縄のみなさんの率直なお気持ちをうかがいたいと。それが一番の目的でございます。その中で沖縄の仲井真知事と面談をいたす機会をいただきました。そこで私から申し上げたのは、やはり、この現代のアメリカ、日米同盟の関係の中で、抑止力を維持する必要性というようなことから、国外、あるいは県外にすべてを普天間の機能をですね、移設することは難しいということにいたりました。したがって、まことに申し訳ないという思いできょうはうかがったんですが、沖縄の県民のみなさん方のご理解を賜って、やはり、沖縄の中に、一部この機能を移設をせざるを得ないと。そのようなことに対して、ご理解をいただけないかということを仲井真知事に申したところでございます。で、具体的な地域ということに関しては仲井真知事とはお話は申し上げておりません。それは、ご案内の通り、公式なオープンでの協議がすべてでございまして、非公式な接触はきょうはいたしておりません」

 −−2つの会談の中で沖縄と徳之島に負担を求める旨の発言がありました。これが政府案なのか。反発も予想されるが、今後どういった対応を考えているか?

 「それぞれ基地を移設をするということになれば、あるいは新たに設けるということになれば、地域のみなさん方の大変厳しいお声というものはあろうかと思います。その気持ちを私としてもしっかりと承りながら、しかし、一方ではこの国の安全を守るための基地の存在というものの必要性をすべての国民のみなさま方にご理解をいただく中で、負担を分かち合うという気持ちを持っていただければと思っております。徳之島に関しても近々3町長にお目にかからせてもらう機会をいただきましたので、その中で私の思いを述べて、お願い申し上げてまいりたいと。それをでき得ればスタートにしてまいればと思っています」

 −−総理、海兵隊の抑止力は何でしょうか?一体、ここにいなければならない理由は何でしょうか?

 「…」(答えず立ち去る)

【関連記事】
鳩山首相・沖縄県議会の会談詳報
鳩山首相・仲井真知事の会談詳報
鳩山首相、沖縄県内移設の意向示す 仲井真知事らと会談
鳩山首相「沖縄内に一部移設せざるを得ない」
鳩山首相「まだ政府案まとまっていない」
「高額療養費制度」は、もっと使いやすくなる?

「スクリーム」の覆面男、コンビニ強盗も店員「嫌だ」で逃走(スポーツ報知)
現生人類とわずかに混血か=絶滅のネアンデルタール人−国際チームがゲノム解読(時事通信)
「医師不足知り…」着任直前、無免許ばれ女逮捕(読売新聞)
広がる不信、怒る沖縄 首相の訪問に「ヤマチラカチ、ヌースガ」の声(産経新聞)
首相動静(5月9日)(時事通信)
posted by フナバシ カズト at 12:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

すごかった花見客!豊臣秀吉も愛した一目千本の吉野桜(産経新聞)

 いや、とにかく春の吉野山はすごかった。人、人、人の花ざかり。実は桜の時期に吉野に行ったのは初めてで、これまでは、花見客のピークが過ぎ山もすでに葉桜になったゴールデンウイークに何度か温泉に行ったことがあるくらいだったの。世界でも「花見」の慣習があるのは日本人くらいだそうだが(花を見て宴会するという話は確かにあまり聞かない)、不況で近場レジャーに繰り出す人が多いことを実感してしまった。

 ■列車の予約は早めが肝心

 まず、近鉄電車の特急の予約が取れない。午前中に大阪を出てお昼ごろに着く列車がすでに一杯なのである(橿原神宮前から吉野まで)。こういうときは、各停でもいいからのんびり行こう、と割り切っていくことをおすすめする。翌日午後に帰る予定で吉野発の列車の予約は10日以上前に予約したけれど、すでに「残りわずか」となっていた。

 ■シロヤマザクラ

 さて、吉野の桜の美しさは新聞、テレビでもご覧のとおり。地元のたゆまぬ努力のおかげでもあろう、一目千本といわれるとおり、上から下から、山全体をながめるときに感動する。

 吉野駅を降りたあたりではソメイヨシノも多いけれど、中千本、上千本と上にあがっていくと、とにかくきれいなのがシロヤマザクラ。小さくて清楚で、なにより赤い若葉と白い花が同時に出ているのが美しい。花だけが先に咲いて、1本の木に花が鈴なりになるソメイヨシノばかりが褒めそやされるけれど、あでやかなピンクのシダレザクラや、華やかな八重桜(白もピンクもきれい)の色っぽさは捨てがたいとおもう。

 すでに吉野の桜も終盤だが、奈良の県花となっている奈良八重桜はこれからが見ごろ。奈良公園などでも見ることができる。

 ■西行という人

 知るほどにおもしろい人物で、ある意味でつかみどころがない。漂泊の歌人の印象が強いけれど、まったくの世捨て人というわけではなく、平清盛と同い年で北面の武士としてともに知己だったことも今回知った。両極端ともいえるその後の人生を考えると、歴史の不思議さを思わずにはいられない。

 ところで、後世に伝説化した人物だけに「伝西行」といわれる書があまりに多いことでも知られるが(ほとんどが後世のもの)、いま、京都で開かれている「冷泉家 王朝の和歌守展」(京都文化博物館)に、かなり信憑(しんぴょう)性の高い「伝西行筆」の資料が展示されている。重要文化財の「曾丹集(そたんしゅう)」(平安時代後期)で、冷泉家の祖、藤原俊成・定家父子が西行と親しかったことから残されていたようだ。巻末に「のりきよがふで」と書かれたメモが張られ、のりきよとは西行の俗名、佐藤義清のこと。ただし、数人の筆跡とみられるため、どの部分が西行なのかは断定できないという。それでも、なかなかお目にかかれない「西行筆」をとっくりと眺められる機会といえそうだ。

【関連記事】
吉野桜に魅入られた西行法師
桜の石舞台古墳 馬子が夢見た桃源郷?
首相「やはり桜は日本」 さくらの女王らが表敬
気象異変?桜長持ち 6地点で最長、寒気と暖気せめぎ合い
造幣局で桜の通り抜け 春本番、127種類の「花の回廊」
外国人地方参政権問題に一石

現役FPが語る「身近なお金の知恵」……まずは積立貯蓄ならどれほどか確認しよう
対症療法、壊し屋…橋下vs井戸バトル再燃 総意どこ?3空港懇(産経新聞)
外相・米大使、普天間調整で15日にも会談(読売新聞)
雑記帳 静岡県立大の大学院生、伊東温泉で芸者デビュー(毎日新聞)
飲酒運転し追突、神奈川県議逮捕(時事通信)
posted by フナバシ カズト at 01:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。